気温も水温も下がってきて、寒さを感じる季節になってきました。
冬の水中は透明度が上がったり、夏とは違った生物が楽しめたりしますが、気をつけなければいけないのが防寒対策。
寒さが原因で罹患するの可能性がある「低体温症」についてご紹介していきます。

早く気づこう
低体温症の症状

低体温症で挙げられる代表的な症状はこちら。

・震え
・反応が鈍い、動作が遅い
・言葉が出ない、無感情
・呼吸、脈拍ともに低下

低体温症の危険信号は早く気づくことが大切です。
特に、最初に出るサインは体の震え。
気づかずに症状がどんどん進んでいってしまうと逆に震えが止まってしまします。
これは体が熱を作り出すことが困難になったという状況でかなり危険。こうなる前に気づくことが大切です。

すぐに応急手当てを
対処の仕方

上記の症状が出ていて低体温症の疑いがある場合は、すぐに応急手当をしましょう。

対処1:着替え
濡れた服はすぐに脱ぎ、タオルで水分をふきとり着替えて、毛布で体を覆う。
※毛布がなければ、ゴミ袋、新聞紙、ダンボールなどを活用

対処2:加温
ストーブや暖房の効いた部屋に移動し、暖かいタオルで首、脇、そけい部を温める。

対処3:水分補給
温かい飲み物を与え、体内からも身体を温める。
※コーヒー、お酒、お茶は厳禁

手足など抹消の加温に注意!

無理な運動、手足のマッサージ、全身浴などにより冷たい血液が身体の中心に流れ込み、心臓にトラブルをもたらすので危険です。

ダイビング中に震え出したら

水は通常の25倍のスピードで体温を奪っていくため、水中で体が震え出したらエキジットすることが懸命。
無理してそのままダイビングを続けても、水中では加温できないため、症状がどんどん悪化して、思考能力・運動能力が失われていき、取り返しのつかないことになります。
そうなる前に、ダイビングでは装備が重要!
事前に水温の情報を取っておき、どのスーツがいいのか、インナーはどこまで着込めばいいのかなど、下準備が大事です。
エキジット後、体が濡れていると気化熱で体温が奪われていくので、休憩中はスーツを脱いで体を乾かそう。

適切な予防で低体温症を防ぎ、快適なダイビングを楽しみましょう。