海におけるシュノーケリング中の水難事故がたびたびニュースになりますが、「救命胴衣を着ていなかったことが原因」と印象付けるよう内容を目にします。

■朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH8L41B7H8LULZU00C.html

もちろん、海遊びで浮力確保はとても重要で、救命胴衣を着けることは有効なのは間違いありません。

ただ、救命胴衣を着けずに素潜りを楽しんだっていいじゃない、と思っている自分としては、「だから救命胴衣をつけよう」というのは短絡的だと思うのです。

■スキンダイビングはスキルアップの近道です! ~失われつつある素潜りの機会~
https://oceana.ne.jp/column/57314

まず、原因といってもステップやレイヤーがあって、パニックなど、緊急事態が発生した際に有効なのが救命胴衣などの浮力装置で、それを着ていなかったことが原因とももちろん言えますが、その前に、緊急事態につながる直接的な原因があるはずです。

潮の流れなどの環境要因や足がつる、体調変化などいろいろ考えられますが、経験上、最も多そうなのが、マスクやスノーケルへの浸水ではないでしょうか。
急に水が入って来れば誰でも慌てますし、予期せぬことであれば容易にパニックにつながるでしょう。

つまり、シュノーケリングで遊ぶ際、ほとんど必須と言えるのは、「マスクやスノーケルには水が入ることがある」という知識(心の準備)と、対処法(スキルの準備)を身に着けておくことです。

その具体的なスキルとは……

マスククリアとスノーケルクリア

シュノーケリングで遊ぶのであれば、一度、正しいやり方を教わることをオススメします。

逆に、こうした正しい知識とスキルがあれば、救命胴衣である必要もないかもしれません。

スキンダイビング(素潜り)の面白さを広めたい自分としては、直接的な原因や対処法を抜きに、“とにかく沈めなければいいや”という結論は、海遊びの多様性を奪い、「ダイビング事故をゼロにする潜らないことが一番」にも通じるものを感じてしまいます。

要は、大事なことは、内容とリスクに合わせた心とスキルの準備ということですね。

※誤解なきよう言っておくと、救命胴衣は海遊びの導入としてウルトラ重要なアイテムです。

スノーケルクリア

こうしたスキルは、もちろん、プロに教わるのがベストですが、必ずしもプロでなくてもいいと思います。

普通のダイバーであれば、シュノーケリングができる知識やスキルは身に着けているはずなので、ぜひ、友人や子供にやり方を教えてあげてくださいね。