2017年11月26日(日)、東京都中央区産業会館にて、一般ダイバーの方を対象としたセミナー、『ここが変だよ!? ダイビングのあれこれ』を考える会を開催いたしました。

当日は、ダイビングをお仕事にされている方、非常勤でガイドをなさっている方、一般のファンダイバーの方など様々な方々にご参加頂きました。

 

前半では当NPO代表でオーシャナ編集長の寺山英樹より、現在のダイビング業界が抱える理想と現実のギャップや、そのギャップが生んだ事故の事例などをご説明させて頂きました。

メディアとして都市型、現地型、リゾート型といった各形態のダイビングショップ、また多くのファンダイバーの方々を見て来た経験から、それぞれの視点で理想、現実、考慮するリスクなどをお話しさせて頂きました。

 

後半では、参加者の方々に、ご自身の経験などから『ここが変では!?』という点や、理想と現実のギャップを解決するアイデアなどを挙げて頂きました。

アイデアの一例としては

  • ファンダイビング参加時のスキルチェックを義務付けたらどうか
  • 第三者機関によるダイビングスキルの認証制度を導入したら良いのでは
  • エントリーレベルのひとつ前のライセンスが広く認知されると良い
  • アクティビティーとしてのダイビングが多様化しているため、バディ潜水を前提としたライセンス自体を見直すべきでは

などが挙がりました。

 

その他参加者からは

  • 免責同意書はどこまで効力があるものか
  • エントリーレベルの前段階のライセンスは、エントリーレベルに比べて何を省略しているのか
  • ダイビング業界全体を統括する横断的な組織は無いのか

といった質問や

  • 大半のダイバーはダイビング=バディ潜水というマインドは無い
  • 囲い込みは一長一短だが、情報の遮断が一番の問題
  • ダイバー各自も自ら情報を手に入れに行く行動が必要

などの意見が挙がりました。

 

今回のセミナーを通して、ダイビングを本業としている方、非常勤として関わる方、ファンダイバーの方、様々な立場の方が、当事者同士ではなかなか言いづらい、建前抜きの発言をなさっていたことが非常に印象的でした。

安全なダイビングのために、事業者と消費者の枠を超えた意見の交換はは非常に重要であると考え、当NPOとしては今後も同様のセミナー等を開催していきたいと思います。