まず、一般ダイバーの声、有識者の皆様の声をお聞きしても、最も求められていることは、バリのダイビング事故自体の検証だと思います。

その道を探ってきましたが、率直にいって事故自体の検証は難しいと判断しました。
さまざまな理由がありますが、それをここで具体的に述べるのは、他人のせいにしたり、ただの言い訳の羅列になってしまいます。
要するに、率直に言って、ひとえに私の力不足です。

最大のご期待にお応えできずに大変申し訳ございません。

では、何ができるかを考えるため、理念に立ち戻ってみることにしました。
当NPOの発足目的・理念は、原資となる寄付をしていただいた方の「今後の安全ダイビングのために使ってほしい」との意思表明に基づき、事故の再発を防ぎ、今後の安全ダイビングに活かすことを主たる目的とし、この事故をきっかけに、事故情報、安全ダイビングのための情報発信を行なえる組織、仕組みを作りたいということでした。

上記の目的・理念を実現するために、有識者の皆様からのご意見を賜った結果、以下、2つの事業計画を推進することにしました。

バリのダイビング事故から考える、
安全潜水に向けた施策の提言と啓発

バリのダイビング事故を教訓に、安全ダイビングのために明確にすべきテーマを当NPOがピックアップします。

そのうえでテーマごとに、有識者・専門家からの意見・提言をまとめ、レポート(提言集)を作成・公表した上で、一般ダイバーにも分かりやすいよう編集した上で、啓発活動を行っていきます。

あくまで、バリ事故自体の検証ではなく、事故から論じられるべきテーマをピックアップし、一般化して安全ダイビングに活かしたいと思います。

提言集作成の流れ

  1. 検討すべきテーマの選出
  2. 有識者・専門家によるテーマに対する意見、提言の原稿依頼
  3. 提言内容についての意見交換会
  4. 提言集の制作
  5. 提言集内容の発表 ※2017年4月上旬のマリンダイビングフェア開催時
  6. 当HPにて一般公開
  7. 広報・啓発活動

ダイビング事故情報が
一般ダイバーの安全に寄与する仕組みの構築

現在、ダイビング事故の多くは、当事者以外は知る事ができず、教訓が生かされていないのが現状です。

そういった問題を解決するため、発生した事故の情報を共有し、その後の安全ダイビングに活かされる仕組みを模索したいと考えます。

年度内には、ある程度のひな形をご提案する予定です。